令和4年度 全日本学生囲碁王座戦 特別記念対局

令和5年2月5日、日本棋院東京本院「幽玄の間」にて、昨年12月の第21回全日本学生囲碁王座戦を制した川口飛翔さん(東京大学)と、井山裕太王座が対戦する学生囲碁王座戦特別記念対局が行われました。この対局は、プロの王座と学生王座が対局するという企画です。

井山裕太王座(白)―川口飛翔学生王座(黒)
自由置碁2子局 コミ半目

167手完 井山裕太王座(白)中押し勝ち

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対局は自由置き碁2子、コミ半目、持ち時間は60分と秒読み1手30秒である。
過去の通算結果は学生側の8勝7敗となっており、ハンデは今までで一番厳しいものとなった。
対局会場の「幽玄の間」は、前日にプロ・アマ本因坊対抗戦が行われたばかりで、井山王座にとっては連日アマとの対局を行うこととなった。

対局後、井山王座は
「対局前から(川口さんは)非常に強い方だとは知っていたので、強いのは覚悟していた。一局を通して積極的な打ちまわしが印象に残り、勝てたのは運がよかった。」
と語った。

川口学生王座は
「井山王座と対局するのは初めてで、ずっと第一線で活躍されている方と対局できるのは光栄なこと。小さい頃からの夢が一つ叶ったと感じ、とても楽しい舞台だった。また機会があれば、このような形で対局する舞台に臨みたい。」
と語った。

結果は、井山裕太王座の167手完白中押し勝ちという結果になった。
対局終了後、井山裕太王座から川口飛翔学生王座へサイン入り色紙が送られた。

当日の対局は、日本経済新聞社HP NIKKEINETにてライブ中継されました。
「日経囲碁サイト 学生王座戦」

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