令和4年2月12日、日本棋院東京本院「幽玄の間」にて、昨年12月の第20回全日本学生囲碁王座戦を制した栗田佳樹さん(東京理科大学)と、井山裕太王座が対戦する学生囲碁王座戦特別記念対局が行われました。この対局は、プロの王座と学生王座が対局するという企画です。
井山裕太王座(白)―栗田佳樹学生王座(黒)
自由置碁2子局 逆コミ1目半
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対局は自由置き碁2子、逆コミ1目半、持ち時間は60分と1手30秒である。
過去の通算結果は学生側の7勝7敗となっている。
対局会場が「幽玄の間」ということもあり、会場は今までになく緊張の糸が張り詰めていた。


井山王座は、
「栗田学生王座とは初対局でしたが、棋聖戦でプロ棋士相手に何度も勝っており、今回の手合い割では厳しいだろうと思っていた。難しい展開になればチャンスがあるだろう考えた。難局にはなったが、局面をよくはできなかった。」
と語った。
栗田学生王座は、
「黒から見て左下で損をしてしまい、その後の攻防でも損をしてしまったため動揺してしまった。勝てたのは運が良かった。」
と語った。


結果は、栗田佳樹学生王座の226手完黒中押し勝ちという結果になった。
対局終了後、井山裕太王座から栗田佳樹学生王座へサイン入り色紙が送られた。
今回の対局は、日本経済新聞社HP NIKKEINETにてライブ中継されました。
日本経済新聞社様の学生囲碁王座戦HPはこちらから。棋譜再現をご覧いただけます。
「日経囲碁サイト 学生囲碁王座戦」
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