平成29年2月11日、銀座インターネットフォーラムにて、昨年12月の第15回学生囲碁王座戦を制した
大関稔さん(専修大学)と、井山裕太王座が対戦する学生囲碁王座戦特別記念対局がおこなわれました。
この対局は、プロの王座と学生王座が対局するという企画です。
井山裕太王座(白)―大関稔学生王座(黒)
自由置碁2子局 逆コミ1目半 白2目半勝ち
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対局は自由置き碁2子、逆コミ1目半、持ち時間は1時間と1手30秒である。
過去の通算結果は学生側の五勝五敗となっている。
井山王座は、
「適切に受けられていたが、何とか勝負形になった。終盤で逆転できた印象。途中のコウは判断が難しく、勢いで打った。他の選択肢もあったし、実戦は厳しかった。」と語った。


大関稔王座の感想
「中盤の攻めで後悔してしまい、それを引きずってしまった。地の計算ができず、隅の読みが正確ではなく、最善手を打てなかった。自分の方が時間があり、形勢が良くても勝てるとは限らない。棋聖戦の三局目を思い出した。中盤以降から(井山先生が)かなり熱を出されていた。井山先生との対局の機会に恵まれただけでも感謝だが、プロアマ(本因坊戦)のリベンジをしようと思っていたのに負けてしまった。」と語った。
結果は井山裕太王座の248手完白番2目半勝ちという結果になった。対局後も、両者熱心に検討する姿が見られた。対局終了後、井山裕太王座から大関稔学生王座へサイン入り色紙が送られた。


今回の対局は、日本経済新聞社HP NIKKEINETにてライブ中継されました。
日本経済新聞社様の学生囲碁王座戦HPはこちらから。棋譜再現をご覧いただけます。
「日経囲碁サイト 学生王座戦」
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