全日本学生囲碁王座戦　特別記念対局

対局前に握手を交わす井山裕太王座 と闇雲翼学生王座。
過去の通算結果は学生側の三勝四敗となっている。
対局は自由置き碁2子、逆コミ1目半、持ち時間は1時間と1手30秒である。

黒は下辺の打ち方が疑問で、下辺を 普通に収まっていればはっきり白の苦しい戦いだったが、実践では黒十分であった。
その後も闇雲学生王座は最強に打ち、冷静な内回しにより白の大石が死んでしまう。
そして闇雲学生王座の112手中押し勝ちという結果になった。

検討中。両者笑顔で言葉をかわす姿 も見られた。
井山王座は局後、「院生時代、伊田、志田より強かったと山城先生から聞いていたので、勝つのは無理だろうと思っていた。」と語り、闇雲学生王座を称賛した。

闇雲学生王座の感想
「せっかく井山裕太王座と戦えるのだから、迷ったら戦おうと決めていた。最後は秒読みに入っていてはっきりとは読めていなかったが、やれるとは思っていた。」
また、闇雲学生王座は世界王座選への抱負として「出場するからには頑張りたいです。中国・韓国が相手なので厳しい戦いになるとは思いますが、久しぶりに日本からの優勝者を出したと思います。」と語った。

対局終了後、井山裕太王座から闇雲 翼学生王座へサイン入り色紙が送られた。

今回の対局は、日本経済新聞社HP　
NIKKEINETにて ライブ中継されました。